立ち往生

「別れ」はいつも突然なもの。

だから毎日を、今を大切にしなくちゃいけない！と、頭ではわかっているつもり。

だけど、「いつもと同じだから大丈夫」そんな繰り返しが神経をマヒさせている。

何かが起きない限り、人間は、事の重大さを認識しなくなってしまったのだろうか。

人間は一人で何でも出来る。
けれど、一人では何も出来ない時がある。

一人の自由さと不自由さを誰しもが「やじろべぇ」のようにフラフラしながら耐えている。

だから愛しい人が必要なんだろうと思う。
だから家族がいるって事が素晴らしい事なんだと思う。

私は時々そんな事を忘れてしまいたいとさえ思うことはある。
でも、もう「一人ぼっち」という時間を選択し、一生生きていけるほどの強さは持ち合わせていない。

今は、私が私のままでいられる出会いを得られただけでも儲け物だと、感謝できるまでになった。

私にもいつかはやってくる悲しみを乗り越えられる糧になるだろうし。

風見しんご君の心中は計り知れないが、同じ子供を持つ者として警笛を鳴らしてくれたと思っている。

カテゴリー: 　　君という存在
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Update: 　　2007/01/22