誓った愛

一番大切な人と誓った愛は、いつどこで変化してしまうものなのか？

「一生大切にします」と約束した言葉の重さはどこに消えてしまうのだろうか？

結婚前の方にこんな言葉をお見せするのは失礼かもしれない。

でも、結婚はしていなくても「お付き合い」する上での恋人同士の「愛の誓い」は何かしらおありでしょう。

ただ、大昔のような時代とは違い、現代は簡単に出会いがある。
あり過ぎるってほどある。

でも、出会うチャンスに恵まれない人もいる。
何故かこれもまた現実だったりする。

こんな矛盾したメビウスの輪のような人間関係がただグルグル回っているような気もしないでもない。

私は、不確かな未来を少しでも長く繋ぎ止めたい思いで紙切れ一枚だけの未来を獲得した。
大きな儀式は一切せず、いつも通りの昨日から今日に変わっただけの空間に、新たな共同生活者と一緒にそれを埋め合う生活をお互いが許し、認めた。

そして気が付けば、もうかれこれ１５年も続いている。

ただ、これが出来たのは私達だったからだと思う。
もし、誰か知らない別の人との出会いがあってその相手と結婚したとして、今の私は存在しただろうか？と、考えるととても怖くなる。

でも、ここに立ち寄ってくれた方の中には、無理をしてでも手に入れたい人生があるかもしれない。

私には決して送れない人生の選択ですから、心から応援します。

ただ、私が心配なのは、その場所に「あなた自身」は存在していますか？

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Update: 　　2007/04/28