精一杯追いつこうとしている私の気持ちに たぶんあなたは気付かない |
２５ｃｍの片想い 魚座の女は 恋を選ぶのが下手なのよ 私・・・そんな風に決め付けてる いつもいつも理想を目の前にちらつかせているから 「いい人」なのに 紙切れ一枚程度の理想論が邪魔をして 中途半端な立場へ自分を運んでしまうのよ あなたは 背が低いから 背の高いあの人を選んだだけのこと そう たった２５ｃｍの理想論 届くことのない想いばかり増え続けて そのたびに あなたはあの人のことを見上げてばかり 変りそうもない状態さまを変えようと 次々とヒールの高い靴を買い込んではマメを作る だけど マメの痛みと心の痛み おかしなくらい似ていたりするの それでも誰かにふられる日まで続けるみたい それでも忘れる日まで続けるみたい もう 届きそうもない想いなのに・・・ |
君を見失った僕は どこをさまようのか 悲しいまま歩き出しても ついてくるのは雨音だけ |
はずれた天気予報 日曜の午後 久しぶりに街に出た どこかに君が 居そうな気がして 時々 振り返ってはみたけれど そこには 君に見似た娘こがいただけ 出かける前は 雲のない青空だったのに 突然の雨と 時々うなる雷 すれ違ったカップル 走ってきたんだろう 二人の肩は 少し濡れていた バス待ちの交差点で Ｃｏｋｅ片手に思ったよ 心の傘を持っていないのは 僕だけじゃなかったって 君を追いかけもせず 見送った あの日と同じ気持ちだよ 出かける前は 晴れていたのに 突然の雨と 時々鳴り響く雷 すれ違いざまに ぶつかった女性ひとは 化粧の匂いと傘に残った雫を 僕に降りかけた 今日の天気は 晴れのち曇り そして 雷雨 |
無意識にあなたを探している この季節 あれから幾つの春を 迎えたのだろう？ |
最後の春休み いろんなバリエーションがあった ファッションにも 絵にも 心にも・・・ 赤色一色だった心のパレットは 少しだけにじんだ色あとを残して 今はもう 時間という水に流されてしまった あの熱い日々は 何だったんだろう？ この冷めた時間は 誰が運んできたんだろう？ もうどこにも居ない あなたを探す気もない 誘惑されて走り出した私は とっくに影をも追い越していた 立ち止まっても 影すら見えない それは目の悪さだけではなくて・・・ 何処から来たんだろう 私の夢は いつ消えてしまったんだろう 赤い自転車は・・・ 右を向いても 左に居ないことは知っている 前を向いても 後ろに居ないことはわかっている だけど遠くにいても うれしかった なのに近くにいると 怖かった それだけ赤い風は十分過ぎる程 私を困らせていたし けれども導いてくれる程 あの光は強くなかった あなただけの私は もう居ない あなたを忘れかけた私が ここに居るだけ 春休み・・・いつも一人取り残された気分になる それも今度が最後だけれど・・・ |
君に会えない冬休み 僕はどこをさまようだろう？ |
終 業 式 同じ電車に 揺られて乗って 僕も君も 知らん顔 久しぶり！ こんなに近くに 居られるなんて うれしいな！ １０分足らずの チンチン電車 意識しすぎてる 君のこと 気付いて欲しいな 僕のこと Ｉ ＬＯＶＥ ＹＯＵ！ こんなに君のこと 好きなのに 淋しいね ２人をつなぐ糸は 何もないなんて どこまで行けば 知り合える？ 君は僕に 知らん顔 次の停車駅 君は 降りないのかな？ 僕の後 追いかける 想像ゆめを見るけれど 何処から来るの？ 追いかける気持ち どこまで行くの？ 僕の心 ガタゴト 揺れる度に 少しの視線 僕の方を 向くみたい*** 同じ電車に 揺られて乗って 僕も 君も 知らん顔・・・ |
１分、１秒がとても大切で・・・ 視線を外すと 心まで行方不明になりそうで・・・ まるで少女のような私が あなたのそばにいる |
１２月の瞳 それは 恋をした少年の瞳 とても哀しくて 愛しいほどの優しさを放っていた 私はそんな彼を “幸せ” の中で感じて見つめている 何故こんなにも 気持ちの行方を見つけてくれるのだろう・・・・と 泣きたくなるよな優しさがある 何気で差し出された きれいな手は 少し自信なげな私の手を 愛しげに包んでくれる １２月・・・・私は少年の瞳に恋をした きっと彼の瞳に映る私は 想像のつかない少女の瞳をして 彼を見つめていることだろう １秒ごとに “女” へと 変わっていく自分を感じつつ・・・・ |
私の喜びは あなたの笑顔にたくさん出会うこと 心に響く あなたの音色は 私を夢の中へと 導いてくれるのです |
Ｉ ｎｅｅｄ ｙｏｕ あの人の笑った顔よりも ちょっと不安げな顔がいい 小さく私の胸に響くから・・・ あの人のとぼけた顔よりも ちょっとすました顔がいい あとから黙ってついてゆきたくなるから・・・ あの人の見下ろす目より 何気なく見上げる目がいい 横顔が幼子のように見えるから・・・ でも、やっぱり・・・あの人は クシャクシャに笑った顔がいい 一番幸せそうに見えるから・・・ |
何度も何度も 読み返す 活字で綴られた 誰かの詩（ことば）は 二人のキョリのように とてもとても 遠い所にある |
声 何度同じ夢を繰り返したことだろう 何度あなたの名前を呼んだことだろう 返る言葉すらないのに・・・ 振り向く気配すら 読めないのに 私はいつもあなたを求めている 世界でたった一人 あなただけを求めつづけている |
きっと どんな恋にもシナリオは あるんだと思う 誰が書いたのか 永遠に明かされないままだから 思い出は いつまでも美しいままでいられるんだろう・・・ |
シナリオ 無意識のうちに 通り過ぎていく せつない想い 実らない恋は 二度と始めの一歩まで戻れない だけど・・・ 「出会った分だけ恋をする」 彼をなくしても 私はなくならない 私が去れば 彼は遠くなる でも、 私が近寄って行かないことには 彼は更に遠のいて行く 引力に似た心の糸は やはり赤いのだろうか？ |
そんな風にたぐり寄せた糸は 気持ちいいくらいに 居心地がいい まるで用意されたように・・・ 不幸になることは 彼によって起こるより 自分が引き起こしてしまった コトの方が早い だから、私は悲しい状況でも 私が近寄って行く事によって 彼も近づいてくる そんな現状が 最後の救いだったりする |
逢いたくて 戻りたくて 迷うほどに 求めていたけれど 想い出に帰る 地図はない （ｂｙ夏目 純） |
遠い目をした記憶 気付いて欲しいの 時々想い出に目を閉じてしまう私のことを あなたが大切だから 何よりも優しい気持ちで抱いてるこの腕を 小さく振り返るあなた 誰に向けたのかもわからない視線を 私は拾ってしまった 抱えるほどにまで 忘れないで欲しいの 時間をかけて伝えた私の名前を あなたが好きだから 誰よりも優しい文字で綴った手紙を いつも一人で歩くあなたを 平気で追い越してゆく彼女達に混ざって 軽く肩をたたいてみたかった… |