数え切れない程の記憶に囲まれて
声にならない声で泣く夜が時としてある

涙の向こうに浮かぶ顔は迷うことなく
あなたを求めていて

その顔は不思議と変わらない
“うれしい時のあなた”がそこに居る

そしてそれは私を見つけた時に感じる笑顔・・・
そしてそれは私にとっての“うれしい時”でもあり・・・
せつなさに瞳を閉じてしまう時でもある

・・・そうやってまた幾つもの記憶が重なり合って
私は微笑んでゆく

初めて出会った日の
誰よりも近くにいたあのときめきは
とても大切な宝物になったけれど

この語り尽くせない想いは
精一杯探し当てた言葉にしか託せない

誰よりも一番あなたが愛しい・・・と

数え切れない程の記憶に囲まれて
あなたに出会えて本当に良かったと
心からそう思う